雑記帳
日本地球惑星科学連合2011年大会の「ソーシャルメディアと地球惑星科学」で本研究室から2件、ポスター発表を行いました。
ここでは、その二つのポスター画像をご紹介します。
地球惑星科学の社会への普及に対するツイッターの貢献事例
小口 高・近藤 康久・早川 裕弌
Twitterが地球科学をはじめ、考古や建築などさまざまな分野の研究者をつなぎ、縄文海進に関するある誤解についての指摘に役立ったという事例です。科学と社会をつなぐ架け橋としてのソーシャルメディアの役割を議論しました。
地球惑星科学関連の大学や学術団体におけるソーシャルメディア利用の現状と問題点
早川 裕弌・小口 高
政府や自治体などの公共機関でのTwitterやFacebookの利用が広まるなか、大学や学会ではどのような動向であるのかを調査しました。やはり日本の学会はかなり出遅れているようですが、現状で大学レベルでも公式な利用が広まりつつあるという事実は、ソーシャルメディア利用の発展の可能性を示唆しています。
本研究室からは、小口さん、近藤さんの発表があります。
B-PT25 人類進化と気候変動
http://www.jpgu.org/meeting/session/session_html/BPT25.html
09:15 BPT025-03 考古学における生態文化ニッチモデリング 近藤 康久
10:45 BPT025-06 インターネットGISを用いた人類進化と気候変動に関する情報の発信 小口 高, 近藤 康久
スコープ
本セッションでは、過去700万年における人類進化と気候変動の係わりについて、人類学・考古学・第四紀学・地球物理学・地球化学などの側面から総合的に情報を持ち寄り検討する。とくに、20万年前から3万年前にわたって共存していた旧人(ホモ・ネアンデルターレンシス)と新人(ホモ・サピエンス)の進化と両者の交替劇に着目して、現時点で得られている情報を整理し、今後検討すべき課題について議論する。