学会・研究会

先日(9/1-2)行われたJGU@金沢に、本研究室からも以下の通り参加・発表がありました。(松多さん、堀さんも本研究室OBです)

  • 齋藤 仁(東京大),Kang-Tsung Chang (National Taiwan University),小口 高(東京大):台湾 Shihmen Reservoir Watershed を対象とした斜面崩壊の発生と地形・地質との関係の解析-Decision-tree model を用いて
  • 松多信尚(名古屋大)・早川裕弌(東京大)・堀 和明(名古屋大)・Kuo Yu-ting(台湾大・院)・杉戸信彦(名古屋大):地上 Lidar 測量による長野県・新潟県県境付近の地震に伴う新潟県十日町市松代の泥火山の隆起(ポスター)
  • 早川裕弌(東京大学):断層崖にかかる滝の後退速度の変化:台湾、集集地震からの 10 年間(ポスター)

 

(会場風景。年齢層は高いのです・・・)

日本地球惑星科学連合2011年大会の「ソーシャルメディアと地球惑星科学」で本研究室から2件、ポスター発表を行いました。
ここでは、その二つのポスター画像をご紹介します。


地球惑星科学の社会への普及に対するツイッターの貢献事例
小口 高・近藤 康久・早川 裕弌

Twitterが地球科学をはじめ、考古や建築などさまざまな分野の研究者をつなぎ、縄文海進に関するある誤解についての指摘に役立ったという事例です。科学と社会をつなぐ架け橋としてのソーシャルメディアの役割を議論しました。


地球惑星科学関連の大学や学術団体におけるソーシャルメディア利用の現状と問題点
早川 裕弌・小口 高

政府や自治体などの公共機関でのTwitterやFacebookの利用が広まるなか、大学や学会ではどのような動向であるのかを調査しました。やはり日本の学会はかなり出遅れているようですが、現状で大学レベルでも公式な利用が広まりつつあるという事実は、ソーシャルメディア利用の発展の可能性を示唆しています。

本研究室からは、小口さん、近藤さんの発表があります。

B-PT25 人類進化と気候変動
http://www.jpgu.org/meeting/session/session_html/BPT25.html
09:15 BPT025-03 考古学における生態文化ニッチモデリング 近藤 康久
10:45 BPT025-06 インターネットGISを用いた人類進化と気候変動に関する情報の発信 小口 高, 近藤 康久

スコープ
本セッションでは、過去700万年における人類進化と気候変動の係わりについて、人類学・考古学・第四紀学・地球物理学・地球化学などの側面から総合的に情報を持ち寄り検討する。とくに、20万年前から3万年前にわたって共存していた旧人(ホモ・ネアンデルターレンシス)と新人(ホモ・サピエンス)の進化と両者の交替劇に着目して、現時点で得られている情報を整理し、今後検討すべき課題について議論する。

本日25日はGISや地形のセッションが行われます。
本研究室からも多数の発表が予定されています。


H-TT033 地理情報システム
http://www.jpgu.org/meeting/session/session_html/HTT33_P.html

  • 08:30 HTT033-01 豪雨災害前後の航空レーザ測量データを用いた表層崩壊の発生危険度評価.
    土志田 正二(研究室OB/客員研究員)
  • 08:45 HTT033-02 DEMを用いた地形解析による氷食谷の形状決定要因の解明.
    成瀬 浩輔(M2), 小口 高
  • 09:00 HTT033-03 上流域の地形特性と扇状地形態の間の関係の分析.
    落合 翔(M2), 小口 高, 早川 裕弌
  • 09:30 HTT033-05 Google Mars,QuantumGIS,ArcGISの火星地形学への応用.
    齋藤 仁(PD), 後藤和久, 小松吾郎
  • ポスター HTT033-P04 湖沼デルタの地形と堆積物から推定した過去の湖水位:京都市南部,巨椋池を例として.
    伊藤 有加(D2)、小口 高、増田富士雄

H-TT005 GIS(国際セッション=英語)
http://www.jpgu.org/meeting/session/session_html/HTT05_P.html

  • ポスター HTT005-P04 Sustainability of Agriculture Land Use in Eastern Bhutan.
    Loday Phuntsho(M2)、Takashi Oguchi
  • ポスター HTT005-P05 DEM-based morphomoetric analysis of drainage basins in Mt. Danxia, Guangdong Province, China
    張 文(D3)、小口 高、早川 裕弌
  • ポスター HTT005-P06 Geospatial analysis on topography and archaeological sites in Kayseri, Turkey: A preliminary result
    早川 裕弌、紺谷亮一、須藤寛史、山口雄二、フィクリ・クラックオウル

H-GM002 Geomorphology (国際セッション=英語)
http://www.jpgu.org/meeting/session/session_html/HGM02.html

  • 17:15 HGM002-04 Quantitative analysis of lithologic and tectonic influences on the topographic profiles of Danxia landforms
    張 文(D3), 小口 高, 早川 裕弌
  • 17:30 HGM002-05 Fault-scarp knickpoint recession and subsequent riverbank widening in central Taiwan
    早川 裕弌

本日5/24、地球惑星科学連合2011にて表記セッションが行われます。
本研究室からは小口さん、OBの近藤さん、早川の発表があります。

M-TT34 ソーシャルメディアと地球惑星科学
http://www.jpgu.org/meeting/session/session_html/MTT34.html

スコープ:
地球科学者がブログ,ツイッター,フェイスブック,ユーストリームなどのソーシャルメディアを用いて情報を交換したり,意見を表明する事例が増えている.とくに米国では,AGU,GSAなどの学術団体がソーシャルメディアを積極的に利用している.一方,日本では個人レベルでのソーシャルメディアの利用は増えつつあるが,趣味の一種と考える傾向があり,学術団体の公式利用もまだ少ない.そこで,地球惑星科学におけるソーシャルメディアの意義,活用法,関連する技術等に関するセッションを行い,今後の利用について学術的な視点で検討したい.レビュー,個別の事例の紹介,意見表明といった,ソーシャルメディアに関連した多様な内容の発表を歓迎する.

GIS Landslide 研究集会が11月27日に京大防災研で行われました。

防災科研の土志田さん(本研究室の客員研究員でもあります)が、事務から何から中心的役割を果たしている集まりです。
研究集会といえど、学会に近い規模& 顔ぶれで行われています。

http://lsweb1.ess.bosai.go.jp/gis-landslide/workshop2010-2nd/

本研究室からは以下の発表がされました。

  • Colin P. Stark: Landslide Force History inversion: Measuring the dynamics of catastrophic landslides using seismology and satellite remote-sensing
  • 小口 高:日本の地形発達史研究とランドスライド
  • 落合 翔・小口 高・早川裕弌:DEM・GISを用いた扇状地とその上流域の地形特性値間の関係の分析
  • 早川裕弌・今泉文寿・柴田健一・鈴木洋佑:地上写真測量および航空・地上レーザ測量を用いた小規模崖錐の時系列変化の解明

スターク氏講演(口頭発表会場)
口頭発表会場。

ポスター展示:廊下や階段の踊り場を駆使して場所を確保しています
ポスターは廊下や階段の踊り場を駆使して行われました。

秋の京都、青空。
秋の京都は紅葉が真っ盛り。京都駅からのJR奈良線で、東福寺で降りる紅葉目当ての大量の観光客を尻目に、もっと遠い黄檗という駅まで南下します。

会場となった京都大学・木質ホール(もくしつ、と読むのでしたか)
会場となった木質ホール外観。

2010年11月13〜14日、立正大学熊谷キャンパスにて、日本地形学連合2010秋季大会が行われました。

本研究室からは、以下の研究発表がありました。

  • ⼩⼝ ⾼・近藤康久・早川裕弌(東京⼤):「東京地形ブーム」の功罪
  • 伊藤有加(東京⼤・院)・⼩⼝ ⾼(東京⼤)・増⽥富⼠雄(同志社⼤):京都府南部,⽊津川下流域における⽔害地形(ポスター)
  • 早川裕弌(東京⼤):氷⾷⾕側壁における河川侵⾷と滝の後退(ポスター)

立正大学(熊谷)アカデミックキューブ
立正大学アカデミックキューブ

入り口
建物入口

東京地形ブームの功罪
小口先生ご発表の様子。
「東京地形ブームの功罪」

JGU夏の学校2010が8月下旬~9月上旬に開催されます。
本研究室も主催の一部を担っております。
皆さまのご参加をお待ちしております!

詳しくはこちら➔ http://oguchaylab.csis.u-tokyo.ac.jp/JGU_summerschool_2010/jgusum2010webpage_100703

地形セッション会場

日本地球惑星科学連合(JPGU)2010年大会に参加しました。
本研究室からは、以下の発表がありました。

****

【環境リモートセンシング-アジアの発展と環境変化-】

HTT030-03
Ronald De Rose, 小口 高 , 森島 済, Mario Collado
ASTER VNIRを用いたフィリピン・ピナツボ火山の土地被覆変化の抽出

【GIS】

HTT031-05
Andy Darmawan, 小口 高, 横張 真
複数の空間スケールにおける関東地方の土地利用と河川水質の分析

HTT031-P02
張 文, 小口 高, 早川 裕弌
DEM and GIS based topographic profile analyses of Danxia landforms

HTT031-P03
小口 高, 林 舟, 大澤 幸太, 小松 吾郎, 早川 裕弌
ヴェスヴィオ火山北麓「アウグストゥスの別荘」の立地と自然環境

【地理情報システム】

HTT032-01
大澤 幸太, 小口 高, 早川 裕弌, 土志田 正二, 小花和 宏之
DEMを用いた火山の開析度および開析深の算出と火山形成年代との関係

HTT032-02
小口 高, 早川 裕弌, 水鳥 未那人, 小口 千明, 大澤 祐子
小物体用三次元レーザスキャナの地球科学的応用

HTT032-P02
落合 翔, 小口 高, 早川 裕弌
日本の扇状地とその上流域における地形特性値間の関係の分析

【地形】

HGM005-13
早川 裕弌, 松多信尚, 前門 晃, 松倉公憲
断層崖に形成された滝の急速な後退による岩盤河川の地形変化―台湾中西部,921集集地震からの10年間―

HGM005-17
小口 高, 落合 翔, 林 舟, 早川 裕弌, 斉藤 享治, 陳 宇高
日本と台湾の地形の比較

HTT032-P03
早川 裕弌, 今泉 文寿, 八反地 剛
南アルプスの山地流域における航空LiDAR DEMを用いた遷急区間・遷急点の検出とその空間分析

****

地形セッション(写真)には、かの谷津栄壽先生の姿も。

はこだて未来大学

会議で函館を訪問しています。
三月とはいえ、気温は日中も0℃前後。
一面、真っ白な世界が広がっています。

小口先生ブログ:
http://blog.goo.ne.jp/geomorgis/e/e345f03eff063c224b6688f010e146e6 

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